2008年01月13日

東洋医学と発生学



東洋医学で望診というものを習います

この1つに 顔をみて臓腑の調子がわかる というものがありますが

現代医学的にこんなことがあるのだろうかと思われる人も多いと思います

そこで

人の顔は腸がめくれてできあがったものである

この言葉はどうでしょう?

これは事実です

このことは発生学という分野で学びます

解剖生理学が 完成系のからだについての学問 であるのに対し

発生学は からだが完成するまでの過程を学ぶ学問 です

なぜ、肝臓にあれだけの機能があるのか

なぜ、大脳皮質の感覚野に 内臓感覚野 はないのか

なぜ、十二経絡の半分に消化器系の臓器の名前が付いているのか


これらの疑問を解くヒントが発生学にあるとepg*は考えています

発生学は難しいのでとっつきにくいですが

学ぶことで東洋医学と解剖生理学を結ぶ手助けになると思います

そこで

発生学についてなるべく簡単に勉強できそうな本を今回紹介します
タイトルは

「ヒトのからだ −生物史的考察」   発行:うぶすな書院
ちょい昔の本なので書店によっては無いかもしれませんが

古典から学ぶ東洋医学とリンクさせることで

ただ

「古典にこう書いてあるから」

「東洋医学ではこうなんですよ」

以外の説明が患者さんにもできると思います

しっかりとした説明は、それだけで治療効果につながります

鍼灸を治療に使うなら1度読んでみてください
posted by epg* at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考図書(関連分野)

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