@単純性肥満
ふつうの肥満です
エネルギーの摂取過剰や消費不足によってもたらされたものなので
食べ過ぎや運動不足を解消するのが基本的な解決策です
が
epg*は鍼や骨盤ダイエットで減少するのを確認しました
鍼の場合は過剰な食欲を抑えたり余分な吸収を抑える方面が強いようです
A病的肥満
@のバージョンアップだと思っていただければ差し支えありません
呼吸や歩行などに困難を来たすほどに高度となった肥満です
B症候性肥満
他の病気の随伴症状として出る肥満です
視床下部の異常、代謝異常・内分泌疾患などから来る場合があります
@.視床下部性
A.内分泌性・代謝異常
・クッシング症候群(副腎皮質ホルモンの過剰による中心性肥満)
・甲状腺機能低下症(甲状腺機能の低下による脂肪分解の阻害)
・副甲状腺機能異常
(パラソルモンに対する細胞の反応異常で肥満、低身長、円形顔貌、中手骨・中足骨の短縮などを特徴とする症状が出ることアリ)
・多嚢胞性卵巣症候群(肥満+男性化(多毛、にきび、低声音など))
B.薬の副作用
アレルギーが強くてステロイドをバンバン使ってる患者さんにみられる事があります
当然ですよね。人為的にクッシング症候群起こしてるようなものですから
ふつう病気なったら太りません(痩せます)
なので太ってくる病気があったら症候性を疑ったほうが無難です
そして精査の結果でこれらの異常が認められなかった場合
その肥満の原因には
運動不足、食べすぎがほぼ間違いなく関係します
これは患者さんの訴えの裏に隠れていることもあるので注意です
実際、epg*があたった患者さんにも『ご飯食べてないのに痩せないの』って言う方いて
よーく順を追って聴いていくと
1日に3回おやつ(うち2回が深夜)摂ってました
むしろそれで痩せてたらそっちのが異常じゃねと思いますが
本人はホントに気づかないもんです
自分の見立てと患者さんの状態にくい違いがあったら
どっかに隠されてることがあるんじゃないかぐらいのスタンスで診た方が
冷静な治療ができそうですね
タグ:症候学