2008年05月25日

マクロ解剖生理学(19)腎臓Aその機能


腎臓の機能を大きく3つに分けると

@排泄
排出 ⇒ 体液量一定
電解質排出 ⇒ 浸透圧一定
H+の排出 ⇒ pH一定
●不要物質捨てる

A再吸収
●有用物質(グルコース・アミノ酸などなど)

Bホルモンの産生・分泌
●エリスロポエチン ⇒ 赤血球産生へ
●レニン ⇒ アンジオテンシン系発動(血圧上昇)へ


です



腎臓.png

@とAは尿生成と関係します

尿生成の流れ

糸球体大きな分子(タンパク質・血球・脂肪など)以外をろ過します
このとき関係するチカラは
・ろ過を推進する ⇒ 糸球体の血圧
・ろ過をさせない ⇒ ボーマン嚢内圧と膠質浸透圧
糸球体の血圧(押し出すチカラ)が
ボーマン嚢内圧と膠質浸透圧(戻すチカラ)を超えた分だけろ過されるんです
これを有効ろ過圧っていいます

尿細管で要るものと捨てるものを選別(再吸収と分泌)します
ここでまず押さえておくべきは
グルコースの再吸収量は100%ってことですね

尿量
健常人で1日800〜1600mlです
(400〜500mlを乏尿、100ml以下を無尿、3000ml以上を多尿といいます)

腎臓は尿を作ることで血液(血漿成分)を調節・浄化する装置です
尿の量・濃さを変えることで体液の状態を一定に保とうとしてるんです
なので
この辺はいろんな横文字・専門用語多いんですけど

それが何をするのかに注目すると働きを理解しやすいと思います

例えば…
バゾプレッシンの働きは水の再吸収促進です
水再吸収しちゃうんで尿量は減りますね
なぜ再吸収するんでしょうか?
水を再吸収 ⇒ 血液の水分増える ⇒ 血漿濃度は薄くなる(浸透圧低下)
この(浸透圧を低下させる)ために水を再吸収するんです
こういった流れを重視すると生理学の試験でひねられても間違えないでしょう

つづいてホルモンの話ですが
この辺は試験で出ても働きくらいなもんなので
ちょっと東洋医学と関係ありそうな話を1つ
腎臓から作られるレニンは直接関係無いんですけど

中枢神経系内で作られるレニンは記憶力と関係があるそうです

腎虚で物忘れがひどくなるって症状はまさかこの関係を言ってるんでしょうか?!
まぁ腰の腎兪に刺して脳内のレニン分泌が盛んになるかどうか定かではありませんし
そもそもそんな実験した人もいないでしょうしね…
でもしかし、もし実際にそんなこと(脳内のレニン分泌に影響する)が起こるとしたら
その関係に気づいてた昔の人ってスゴ過ぎ
 

レニン.png

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