2008年03月26日

気・血・津液(3)気B気の生成過程

気の材料と生成に関連するのはそれぞれ3つで

気の材料は

@腎中の精気(先天の精)

A水穀物の気

B呼吸で吸う清気


の3つ

そして気の生成において重要なのは

@先天の精気の充足度

A飲食物の栄養の質

B肺・脾・腎の機能が正常かどうか


この3つです

なかでも脾胃の受納・運化作用がカギで

近年の異常行動・アレルギーの異常増加に関係あるんじゃないかとepg*は思います

では各論に

@元気

先天の精(腎精)が原料です

出生後は後天の精(脾胃の気血)によって補充されてます

元気は三焦を通じて全身に分布してます

A宗気

呼吸で吸った清気 + 水穀の気(脾胃の運化で生成)

で構成されます

宗気は胸中に集められます

B営気

主に脾胃で作られる水穀の精微から化生(気化)したものです

血とセットでめぐるので全身(脈中)に分布します

C衛気

主に水穀の気から化生したものです

営気と何が違うんだって話になりますが

営気は陰(物質より)に属し、衛気は陽(機能より)に属します

分布部位について
前に書いたと思うんですが陰は内側、陽は外側に属す性質があります

この性質と前々回アップした働きをプラスして

衛気の分布部位は全身(脈外)です

次回から血についてアップしていきます

タグ:中医学
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