2008年02月24日

臨床医学総論(5)便秘@便秘の概念と原因

T.概念

日本内科学会の定義では

3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態

となっています

見る部分はだいたい3つ

@排便の無い期間の長さ(排便が3日以上無い、週に2回しか出ないとか)

A排便の困難さ

B残便感


であります

随伴症状は 腹痛、吐き気、腹部の不快感など

ちなみに下痢・軟便の状態でも便秘になることはあるんです

U.原因

便秘はその原因から2種類に分類されます

@器質性=腸に障害がおきていて腸管が狭くなっている

A機能性=腸の機能低下or機能異常(麻痺とか)


さらにこれらを起こす要因をみていくと

1.食物や食物繊維の摂取が不十分(咀嚼不十分)

2.薬の副作用

例:カルシウム剤、鎮痛・静剤、制酸剤(ガスターとか)、鉄剤(貧血の人)

利尿剤(モデルに多い)、抑うつ剤など

3.ホルモンやストレス、生活環境(リズムがかなり重要)


などが挙げられます

タグ:症候学
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