2008年07月22日

衛気営血弁証(3)営分証




●どんな病証?
・温熱の邪気がさらに深く入ったもの(営とは血中の気のことです)
心神が影響を受ける

●主な所見は?

@心熱があり、夜に増悪 
⇒ 営陰がやられると真陰にも影響が及ぶから

A心煩、不眠、意識障害、譫語
⇒ 営気は心に通じてるので、営分に熱があると心神に影響しやすいから

B舌質紅絳(舌が深紅色、熱がかなり強いことを示す)
⇒ 営は血中の気のこと。ここの熱は血分にも影響しやすいので

C斑疹 ⇒ 熱が血絡に影響して現れる
斑疹の説明をすると、
『斑』:形態や大小が不揃いで、皮膚面より盛り上がってないもの
『疹』:形が粟のように小さく、皮膚面より高くなってるもの
斑疹が外に出てる(体表に現れてる)⇒ 一般に正気が邪を外表に出せたことをあらわす
しかし
斑疹が非常に多い、非常に密 ⇒ 邪が重いことをあらわす 
ので注意

●治療方針と選穴
方針 : 清泄営熱
選穴 : 主に 手陽明経、足少陰経、督脈経穴
手技 : 補瀉ともに。灸はアウト

タグ:中医学
posted by epg* at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイゼミ復習
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