●どんな病証？
・温熱の邪気が肌表に侵襲したため、衛気の機能が失調して起こる証候
・温熱病の初期によくみられる
・肺経の症状を伴うことが多い
・八綱弁証でいうところの表熱証
●主な所見は？
①発熱悪寒
⇒ 衛気が鬱の状態にされて起こる。温は陽邪なので、発熱強めの悪寒は弱めです
②舌紅、脈浮数
⇒ 温熱の邪が表にあることによる
③頭痛
⇒ 温熱の邪が清竅に上擾（上に影響すること）しておこる
④咳、咽喉腫痛
⇒ 肺がらみです（衛気が鬱して肺気不宣⇒咳、喉は肺の門戸なので）
●治療方針と選穴
方針 ： 疏風解表 ＋ 宣肺
選穴 ： 主に 手の太陰と陽明経、督脈経穴
手技 ： 浅刺しで瀉法。灸もOK
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