2008年07月07日

臓腑間の関係〜臓と腑の関係〜(3)脾と胃

この2つは
飲食物の消化・吸収、水穀の精微の輸布において力を発揮しますが
それぞれ逆に動いて役割を果たすんです

●昇降相因
胃気を主り、糟粕(カス・未消化物)を下部の腸管に送る
脾気を主り、水穀から得た精気を上焦の肺へ送る

●燥湿相済
胃は腸腑なので、湿潤を好み乾燥を嫌う
脾は陰臓なので、乾燥を好み湿潤を嫌う

これだけだと何のことやらなので例を少し
脾が湿による影響を受けると…
運化作用の失調、清気を上に挙げられない ⇒ 胃にも影響し ⇒ 受納・和降失調 ⇒
となっていき、症状として
食欲不振、悪心・嘔吐、腹の張満 などが現れます

食べ過ぎ、飲みすぎで胃がつまると…
濁気(ごみ出しの気?)が下に降りられない ⇒ 脾に影響(昇清、運化失調)⇒
腹張、泄瀉(下痢)といった症状が現れます

飲みすぎの日の翌日に来るアレってそういう仕組みだったんですねぇ(しみじみ)

じゃぁ、飲みすぎた次の日の頭痛ってメインは太陰頭痛(後述)?
タグ:中医学

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