2008年01月31日

第10回国家試験生理学



第10回生理学についてアップしていきます

・血漿タンパクについて

多い順にアルブミン、グロブリン、フィブリノゲンっていうのはいいですよね

働きを表にしておきます

血漿タンパク.png


・呼吸調節について

難しい単語で考えれば難しくなっちゃいます

呼吸が何をするためのものか考えてみましょう

生理学のメインテーマは細胞外液の状態を安定させることです

その中で呼吸は

細胞の代謝に必要な酸素の提供

代謝によって排出された物質を血管から外へ出す

細胞外液のpH調節


の役割を持っています

つまり

吸う ⇒ 酸素を多くしたい

吐く ⇒ 余分なもの捨てたい


という方向で考えれば解けます

この問題を例に考えてみましょう

酸素少ない ⇒ 多くしなきゃ ⇒ 吸う

二酸化炭素少ない ⇒ もう捨てなくてもいいかな ⇒ 吐くのやめる(呼吸抑制)

水素イオン濃度高い ⇒ 捨てなきゃ ⇒ 吐く(呼吸促進)

こんな感じで

・消化管の運動

小腸と大腸の違いを押さえとけばいいんじゃないかと

消化管の運動.png

・骨格筋の短縮(関与するのは)

明帯と暗帯

短くなるのは明帯です

明帯はI帯と呼ばれ

暗帯はA帯と呼ばれます

つまり短縮するのはI帯です
posted by epg* at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

五行学説(4)『相克の星』




『相生』の対となる関係 『相克』 についてアップします

相生がお互いを生みあう関係なら


相克はお互いを制約しあう関係です


木は土から養分を吸い上げることで土の過剰を抑え

火は金を溶かす(燃やす)ことで金の過剰を抑え

土は水を汚すor面積を広げることで水の過剰を抑え

金は木を切る(斧とか)ことで木の過剰を抑え

水は火を消すことで火の過剰を防ぐ


お互いの過剰を抑えあうことで五つのバランスをとっているのです


相克.png

前回の相生関係と合わせて五行説で今の自然を考えてみると

木は切りすぎて少なく

温暖化(火)は著しく

土は海に侵食され(狭くなり)

金(鉱石)は採掘されすぎて不足

水は多くなった(海面上昇)が冷やす力を弱めた

と五行バランスとしてはバラバラだし循環もうまくいってません

五行説は人体にも配当されているので

自然のアンバランスさが健康に与える影響は結構あるんじゃないかと思います


完全にepg*の解釈ですが


でもなんでそんなこと思ったのか

中医学(東洋医学)でいうところの五臓の働きを学ぶと

今起きている色んな異常行動や身体・病気の変化が

自然の変化にリンクする部分もあるんじゃないかと思えるからです

ということで次回から五行と五臓の関係についてアップしていきます
タグ:中医学

2008年01月30日

五行学説(3)その関係『相生みあう』



五行説において五行を成り立たせるといっても過言ではない関係

『相生』と『相克』

今回はその一つ『相生』関係についてアップします

相生の関係は

字の通り、お互いに相手を生みあう関係です

木は燃えて火を生み

火が燃やした燃えカスは積もって土を育て

肥沃な土は鉱物(金)をその地に備え

鉱物は溶けて水を生み出す?(ここはわかんない)


このように五行はお互いを生みあうことで

自然(事物)を循環させています

そう生関係.png

この『相生』と次に出てくる『相克』の関係は

中医学や東洋医学においてダイレクトに治療に絡みます

肝を治療することで心の調子を整えたり

肺の治療をするのに脾経からツボをとったり

いわゆる遠隔治療の核となる理論です

使ってみてください


タグ:中医学

2008年01月29日

link the rings

中医学基礎の記事は図の完成待ちなので

久々に学習方法をアップします。今回は2年生のときの勉強思考

2年生からいよいよ応用科目に入ります

解剖生理学は

病理学や臨床医学各論へ

東洋医学概論は

東洋医学概論U(学校によっては中医学)へ

実技も臨床がらみになってきて、本格的な勉強に移行していくわけです

2年生のときにやっておいたほうがいい勉強は


各教科のリンク


です


わけがわかりません


という意見が多いかと思いますが

要するに各教科をつなげて考える習慣、方法をこの学年で身につけること

です

例えば経穴と生理学をつなげるなら

なぜ要穴は手足に多いか

みたいな感じにつなげて勉強する習慣を今からやっておくと

2年生の後期には国家試験の勉強がいらなくなります

ホントです

別段その分野勉強してなくても答えがなんとなくわかるようになります

そうすると3年生になったときに

就職活動やら自分のやりたい勉強やらにゆっくり手をつけられるようになるわけです

色々つなげてみてください

絶対得します

つなげ方のヒントなんかはおいおいアップしてきます

ちなみに

なぜ要穴が手足に多いか

生理学的な説明なら一応されています(探してみてください)

ヒントは頚膨大と腰膨大です
タグ:勉強法

2008年01月28日

第9回国家試験生理学




前回と同じように新情報のみアップしていきます

・細胞膜について(脂質、糖質、タンパク質の配置)

リン脂質:規則正しく二重に配列しています

タンパク質:適当に埋まってます

糖質:タンパク質にくっついてます

・呼吸のスパイログラム

1回換気量 = 普通の呼吸(500ml)

予備吸気量 = 思いっきり吸う(2〜3ℓ)

予備呼気量 = 思いっきり吐く(1ℓ)

残気量 = 全力で吐ききった後に体の(1〜1.5ℓ)

     (普通の呼吸には関与しません)

肺活量 = 1回換気量 + 予備(吸+呼)


・消化管ホルモンについて

表にしときました

消化管ホルモン.png

ちなみにセクレチンとコレシストキニンですが

セクレチンは塩酸の中和

コレシストキニンは消化


にそれぞれ重点を置いてます

その辺を意識しておけば混同せずにすむかと

・腎臓の体液調節について

pHは基本的に水素イオンを捨てることで行っています(再吸収ありません)

水の量に関与するのは

ろ過と再吸収です

ろ過された分から尿になるのは1%しかありません

つまり残りの水(99%)は再吸収されるわけです

水の再吸収をメインにやるのは

後葉から出るバゾプレッシン

ナトリウムイオンなどのついでに水を再吸収するのは

副腎皮質から出るアルドステロン

レニン・アンジオテンシン系が絡むのはここです


ちなみに

レニンやアンジオテンシンは脳内にもあります

こっちのほうは記憶に関与しているそうな

東洋医学で腎がボケ防止に関与するのとリンクするんでしょうかね?

・H波、M波について

問題で出たら難しく考える必要はありません

要するに

Mは運動神経内のみの波形

Hは脊髄を通る波形


ってだけです

M:運動神経⇒筋   

って言うのに対し

H:感覚神経⇒脊髄⇒運動神経⇒筋

のほうが時間かかる(潜時が長い)のは当然ですよね


posted by epg* at 10:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

(6)五行学説B事物の属性による五行分類



五行学説では

すべて木・火・土・金・水に区別して分類してます

表にしときました

自然と五行

五行表自然.png

人体と五行

五行表人体.png

五行学説ではこの分類を使って

それぞれの病になりやすい時期 



病の原因を判断する材料


などの情報を得ています
タグ:中医学

2008年01月27日

第8回国家試験生理学



第8回生理学をみていきます

もうだいぶ情報が出揃ってきたので

ここからは

新情報についてアップしていきます

続きを読む
posted by epg* at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

(5)五行学説A五行学説とは



五行学説は

すべての事物は

木・火・土・金・水の5種類の物質の運動と変化によって生成する

という考え方です

最近のエステではこの考え方を使って

クライアントの体質に合ったダイエット方法をやっているみたいです

東洋医学ではこの五行学説を使って

人体の基本的な生理から病理、診断、治療まで説明しています

五行の性質と特徴について表にするとこんな感じ

五行の性質.png

難しい字がいっぱいですが

五行(木・火・土・金・水)の漢字のイメージでだいたいOKです

例:『下行』が水に属するのは水は(放っておけば)下に流れるから
タグ:中医学

(4)五行学説@前説




前回までは陰と陽について大雑把に書いてきました

中医学における治療の基本は陰陽バランスの安定です


病にかかっていても

弱ってる部分もあれば健康な部分もあるわけで

弱っている部分にフォーカスを当てたほうが

いきなり全体の治療に入るよりも治療効率が良い場合が多々あります

そういうわけで

実際の治療においては陰陽の調節という大原則の上で

次から述べる五行学説という考え方を応用しています
タグ:中医学

2008年01月26日

(3)陰と陽A



中医学では『陰と陽』という概念を使って

人体の説明から治療への応用まで行っています

大きく5つに分類すると

@体の構造を陰と陽に分けて説明

上や下、表面や裏面のように

体の部分部分を陰と陽を使って説明しています



陰陽区分.png

A生理機能の説明

パソコンが無いのにインターネットはできないように

物(陰)が無ければ機能(陽)が生まれることはありません

陰と陽がお互いに対立・統一による協調関係を持つことにより

人体の正常な生命活動が行われていると考えています

B病理変化の説明

Aの話を使うなら

陰と陽のバランスが崩れると病を引き起こす

ということになります。超大雑把に言うと

陽が増える(陰が減る)と熱い系

陰が増える(陽が減る)と寒い系

の病に傾くということです

そしてこの考え方を使って

C診断への運用

陰と陽の関係が崩れている部分を

見て(望)

嗅いで(聞)

聴いて(問)

触って(切)
 探す



D治療への応用

崩れた陰陽のバランスを立て直す

につなげています
タグ:中医学

2008年01月25日

痩せ鍼に挑戦 経過報告(3)




先日、鵲寛堂の先生に会ったので痩せ鍼について聞いたところ

刺激が足りないということで

お腹に10本、足に4本刺すやり方

に方法を変えて今やっています

ちなみに経過としては

刺激量が増えたせいか

それとも1ヶ月続けた成果なのか

ウェストに変化が出ました




ボタン1つ分(3cmくらい)ゆるんだそうです


しかし体重は依然変化無し


なかなか難しいですね

単純に食欲を減らす方法ならできそうですが

この時期にそれやると体力が下がって不健康なので

またしばらくこの方法で通してみたいと思います
タグ:ダイエット

2008年01月24日

(2)陰と陽@



中医学では

あらゆるものが陰と陽の対立・統一の結果である

と考え、それを治療に応用しています



陰陽表.png

今回は陰と陽の基本的な性質(3つ)についてアップしていきます続きを読む
タグ:中医学

(1)中医学の人体の見方



前回、更年期障害(4)で中医学での治療法もアップしていくって書きましたが

その前に中医学の基礎について超大まかにアップしておきます

今回は

中医学って人体をどう見ているのか

です

大きく分けると2つ


@自然との統一性を考えてみる


Aパーツじゃなく全体をみる



です
続きを読む
タグ:中医学

2008年01月23日

第7回国家試験生理学




第7回生理学をみてきましょう

16問ありますが


もうほっとんど復習です

続きを読む
posted by epg* at 14:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

お腹から突き上げる咳に足の裏




epg*は月イチで中医学勉強会に行ってます

そのときの勉強会では腎経について学んでいたのですが

参加していた生徒の一人に

咳が止まらないという方がいたんです

講義もしづらいからということで

ガイ先生治療しました

使った穴は

続きを読む
タグ:中医学
posted by epg* at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その漢ガイ

2008年01月22日

更年期障害(4)



今回は治療法についてです

更年期障害(1)のとき大まかには書いたと思います

ここでは、その中でも特に

ホルモン補充療法(HRT)

についてアップします

これは、エストロゲン欠乏を補う目的で

外因性のエストロゲンとプロゲステロンを投与する方法

ことをいいます

主な適応は

更年期障害、骨粗鬆症、骨量減少症などです

副作用として見られやすいのは
続きを読む

2008年01月21日

更年期障害(3)



今回は不定愁訴についてです

不定愁訴って言うのは


器質疾患がないにも関わらずおぼえる漠然とした不快感のこと


です

症状は一定せずそのときどきによって変化します

そのなかで中心となるのは

自律神経系が関与する身体症状です

社会的、環境的要因や、個人の生育歴、心理的要因が絡むため

個人差が大きいのも特徴です

分類すると
続きを読む

更年期障害(2)



今回はエストロゲンについてです

教科書で習うのは大まかに

プロゲステロンと共に受精の準備をするホルモン

といったところでしょう

しかし

ここでは受精準備以外の作用を書いていきます

エストロゲンには

@皮膚に対して

コラーゲンの合成

皮脂腺の分泌抑制

Aに対して

コラーゲンの合成

骨量の維持

B血管に対して

血管拡張

抗動脈硬化(アンチ動脈硬化)


C肝臓に対して

LDLコレステロールを下げて

HDLコレステロールを上げる

要するに悪玉を下げて善玉を上げてるってことです)

などの作用もあるわけです

更年期の時期にエストロゲンの分泌が下がった場合

分泌低下が関連する疾患や症状は
続きを読む

2008年01月20日

更年期障害(1)



各論で病気について学びますがepg*が思うに教科書のこの分野の内容って


うっすい


です。内容が

ので、臨床に出た後epg*が必要になった各論をちょいちょいアップしていきます

今回は婦人科の『更年期障害』について

元ネタは上に紹介した「病気がみえるシリーズ」です

更年期の定義は

生殖期と非生殖期の間の移行期をいい、卵巣機能が減退し始め消失するまでの時期

「日本産婦人科学会による」

のこととありますが、一般的に

閉経の前後数年間をさします

現在、日本女性の平均閉経年齢は 50.5歳 らしいです

では婦人科の先生は更年期障害って診断するときに

何を基準にしてるんでしょう?
続きを読む

色彩心理でダイエット?(3)



本題に入る前に、ダイエットの原理原則は


消費kcalが摂取kcalを上回ることです


消費kcal上昇にフォーカス当ててるのが  運動  で

摂取kcal低下にフォーカス当ててるのが  食事制限  です

色彩心理ダイエットはどちらにも属しません

色彩心理ダイエットの狙いは
続きを読む
タグ:ダイエット

2008年01月19日

色彩心理でダイエット?(2)



まず日本人の食欲色についてみていきます

赤、黄、白、黒など結構多彩ですが

特にに深い味わいを感じるようです

チョコパフェのチョコソースしかり、どらやきの餡子しかり、と確かに黒に魅力を感じますね


甘いもんばっかりですが


ちなみにアメリカの人は黒にあんまり魅力を感じないみたいです

まあケーキが水色だったりチョコが紫だったりちょっと日本人なら食欲落ちますよね

こんな風に食欲色は文化によって様々です

それで

肝心の食欲落ちる色はというと

一般に紫、黄緑、青だそうです

じゃあ単純にこの色たちを使えばいいかというとそうでもないみたいです

どうするんでしょう?

つづく
タグ:ダイエット

2008年01月18日

色彩心理でダイエット?



今日の仕事帰り、久しぶりに本屋によりました

買った本のタイトルは

「マンガでわかる 色のおもしろ心理学2」 発行:サイエンス・アイ新書

です

惹かれた理由は


色彩心理を使ったダイエットの仕方


って項目を発見したから

これで学んだ内容をアップしていきます
続きを読む
タグ:ダイエット

3.時間を決めるについて




3.時間を決めるについて

これは世知辛い話になるんですが

勉強量を時間で割って

勉強の時給を作るんです

働いてる人はわかると思うんですが

お金を稼ぐってタイヘンですよね

よっぽど好きな仕事でない限りは

なるべく時給の高い仕事につきたいと考えるんじゃないでしょうか

この考え方を利用します

どうせあんまり好きじゃない教科(あるいは勉強そのもの)なら

なるべく短時間にノルマ達成して

さっさと好きなことした方がいいです

そう思うとだらだら勉強してるのがもったいなくなって

結果的に理解のスピ−ド、集中力が上がります

タグ:勉強法
posted by epg* at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学習方法

2.シチュエーションを作るについて




2.シチュエーションをつくるについて

これはやり方が2つあります

好きなほうを試してみてください

1つは、先生になること

文字通り人に教えるんです

専門ではないのであんまり厳密にならなくてもいいんですが

ウソはダメですよね

なので教えるからには

その分野の勉強がある程度できることが条件になります

これのメリットは

先生役はつねに周りより1つ上の勉強ができること

教えることでつねにアウトプットできる(つまり忘れない)

色々おごってもらえること


です

もう1つは、かけ合いをすることです

ドラマとかお笑いとか見ると

次の日友達とそれについて語ったりしません?

「なんでサンドウィッチマン敗者復活からだったんだろうねー?」とか

「月9のあれ、目見えないんじゃなくて演技だったんだね」とか

見てない人には何のことやらサッパリです

まあ同じようなことを勉強でも使えばいいんです

何人かで

次の日までにやってくる所を宣言しとく(なるべく同じほうがいいです)

次の日に問題出し合って答え合わせする

これが効果を発揮するのはテスト直前です

自分の知ってることについて相手に質問し

相手が答えれば確認して

相手が間違えたら教えてあげる

自分にも同じようにしてもらう

これを高速で繰り返すんです(1問10秒)

試験前の10分で科目ごとなら試験範囲全部いけます

実践してみてください。グッグーンと点数が伸びますから
タグ:勉強法
posted by epg* at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学習方法

1.整理するについて




1.整理をするについて

細かく見ていきましょう

これを分けると

・因数分解する

・図や表に直す

・置き換える


です

因数分解するって言うのは

ある単語、現象があったときに

それを簡潔に分解することです

例えば

生理学 = 正常な状態のヒトのからだで起こっている現象を学ぶ学問

としておけば

病理学 = 病的な状態のヒトのからだで起こっている現象を学ぶ学問

と対比ができて

それぞれ何について学んでいるのか明確にできます

図や表に直すっていうのは

流れを理解する、項目を見やすくするときに使います

例えば

伸張反射と錐体路の関係について

運動.png

こうやって図に直すと

どこがダメになることでどういう現象が起きるか

というのが説明しやすくなります。つまり理解しやすくなるんです

上の図だと

大脳と錐体路を除いた部分が普通の反射弓ですね

普段は錐体路が運動神経への入力(主に抑制)をすることで

叩いてもあんま足上がんないんです

錐体路障害では

この抑制がきかなくなるので

ボーンと足が上がっちゃうんですね(注:発症直後は無反応です)

こんなの文章で全部書いてたら

途中で挫折しちゃいます

最後の

置き換えるっていうのは

ズバリ自分の身の回りに変換するんです

ホルモンの役割なんかこの分野だと思います

例えば

フィードバックについていうと

上位中枢(視床下部):社長

下垂体前葉:中間管理職、役員

末端分泌腺:社員

分泌量:需要と供給

標的器官:利用者(ユーザー)

って置き換えると

分泌量が少ない(需要が上がる)
  ↓
社長命令(分泌しなさい)
  ↓
課長に伝わり課長が社員に通達(分泌して〜)
  ↓
社員気張る(分泌しまーす)
  ↓
分泌量増える(供給上がる)
  ↓
利用者からフィードバック(もういいや)
  ↓
社長や課長に伝わる
  ↓
今度は分泌量を減らす
  ↓
エンドレス

というドラマが出来上がります

印象に残りやすいし理解もしやすいのが利点です

これらは1人でもできる方法です

次からは2人以上でやる方法です
タグ:勉強法
posted by epg* at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学習方法

効率のいい勉強




久しぶりに学習方法についてアップします

今回のテーマは「効率の良い記憶」

医療系は覚えるものがべらぼうに多い世界です

そこで

覚えていくためにはコツが必要です

epg*が実践した方法は大きく分けて次の3つ

1.整理する

2.シチュエーションを作る

3.時間を決める


です

誰でもできそうですよね

それぞれアップしていきます

つづく
タグ:勉強法
posted by epg* at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学習方法

2008年01月17日

上腹部痛にこの組み合わせ




epg*は月イチで中医学勉強会に参加しています

そしてepg*は胃腸があんまり良くありません

先日の講習でのお題は腹痛(上腹部痛と下腹部痛)

これは俺のためのお題だろう

ということで色々質問しました

そこで手に入れた情報に

右足三里 + 左内関 = 上腹部(みぞおちの下辺り)痛に効く

というものがありました

わざわざ両方の手足使わず

左右も指定

何か意味があるんだろうと

自分が胃痙攣(悶絶ものです)起こしたときに使ってみました

効きましたね

コレ使えます


症状をお持ちの方は追試してみてください
タグ:中医学
posted by epg* at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その漢ガイ

第6回国家試験生理学




第6回生理学をみていきます

1.脊髄の運動ニューロンについて

脊髄レベルの運動ニューロンで知っとくべきは

・前にある(前角、前根)

・上位中枢の入力(主に錐体路から)を受ける

・神経支配比が各部で違う


くらいですかね

神経支配比ってのは、塾に例えて言うと

少数指導か大人数指導か

ってとこですか

少人数制(支配比が小さい)のが細かいところまで行き届くので

細かい運動ができると

つまり

大腿四頭筋の支配比は大きい、顔面筋の支配比は小さいってことです

2.大脳についての組み合わせは

復習問題ですね。これでたらラッキーです

3.交感神経β受容体が関与する機能

まさに第4回の復習そのものです

たしかαについて説明しましたよね

βはそれ以外なので

この問題では心拍数の増加が答えになります

4.中枢神経系シナプスの化学伝達物質について

これは教科書の表覚えるだけですが、前フリ問題です

ここで伝達物質の名前出したから次は作用聞いてもいいよね?

っていう

該当部分を読んでおくと良いですね

作用について書かれてるのは

・GABAとグリシン:抑制性

・グルタミン酸:興奮性

・オピオイドペプチド:鎮痛

・P物質:痛覚


です

5.物体を注視するときに起こる反射は?

ここに出てる反射は全ておさえてください

そして反射弓も図示できると臨床でも使えます

詳しくは「診察と手技がみえる」(※)に載ってますが

簡単にいうと

眼瞼反射:瞼たたくと目閉じる

角膜反射:目触ると閉じる

対光反射:瞳孔に光を当てると縮瞳する

輻輳反射:近くを見るときより目になる

(※)診察実技の参考に 参照

6.静止電位形成時の細胞膜について

これはイオン分布(外はナトリウム、中はカリウムとタンパク質イオンが多い)

によって作られます

これの維持にナトリウム・カリウムポンプが重要な役割を果たしてるのです

ちなみにコレは神経だけの話じゃなくて全ての細胞についての話です

7.尿細管で分泌されるのは?

復習そのものですね(解説済み)

8.黄体ホルモンの作用について

整理しましょう

時間:排卵後に分泌増加

何のためのホルモン:受精をしやすくする、妊娠の維持

そのほか:体温上昇、乳腺発育

です

妊娠した後に受精しないのは

プロジェステロンが排卵を抑えてるから

分娩時期には

分泌量が一気に落ちます

9.水の再吸収を促すホルモン

もう覚えました?

コレは腎臓に作用するホルモンから考えればいいんですよね

再吸収するのが水じゃないときもやってみてください

10.胃液の塩酸で活性化される消化酵素

もういいですよね5回か6回目だし

それよりも他の酵素について調べとくと吉

11.気道を拡張するのは?

コレは気管支喘息と絡めて覚えるといいと思います

よく、鍼は副交感刺激するのがいいのだ

っていいますが

気管支喘息の場合は逆なんですよね

こういうこと知っておいてねっていうメッセージだと思います

12.抵抗血管は?

血圧がらみで出したんでしょうね

答えは細動脈です

ここに交感神経が集中するわけです

ちなみに

大動脈 = 弾性血管

静脈 = 容量血管

です

13.吸気時の胸腔内圧について

整理します

起こること

(1):横隔膜、外肋間筋の収縮

(2)スペースが空く

(3)真空パックっぽくなる = 内圧が下がる(陰圧)

(4)肺が引っ張られる(広がる)

です

ちなみに  大気圧 ≒ 肺胞気圧  です 

胸腔内圧は大気圧(肺胞気圧)より低くないと肺が広がれません

14.繊維素溶解に関係するのは?

これは出血傾向(病理学)とあわせてやるべきですね

血液凝固と線溶系の図を説明できればバッチリです

ちなみに血液凝固因子のほとんどは

肝臓で作られてます

なので肝疾患の症状にはいつも出血傾向がのってるわけです

15.細胞膜の構成成分は?

答えとなるのはリン脂質かタンパク質しかありません

16.平均血圧について

公式なんでおさえときましょう

拡張期血圧 + 脈圧×1/3

だいぶ出揃ってきましたね

次回は第7回です
posted by epg* at 12:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

1.ふくらはぎが引きつるときは





epg*の勤めているクリニックは

整形外科の患者さんがほとんどなので

自然とその分野の臨床経験が多くなっちゃいます

そこで

epg*がみてきた症候とその対処法(患者さん自身ができるもの)

このコーナーでは載せてこうかと思ってます

ちなみに

epg*のところでは

手技は10分以内、鍼は30分以内でやらないといけないので

紹介できる対処法は簡便なものになっちゃいます

ご容赦ください

第1弾

ふくらはぎの引きつり

膝痛の患者さんのなかには

「朝立ち上がるときに足の裏やふくらはぎが痛い」

って方が結構多いんですね

よく見られるタイプは3つ

@ふくらはぎの表面が張るっていうか痛い

Aふくらはぎの奥(ちょい骨ぎわ)が痛い

B足首から足の裏すじが痛い


です

epg*がやってきたなかで効果が高かったものをそれぞれ書くと

@の表面が痛い場合は

ふくらはぎを持ってタプタプ揺らす

Aの奥が痛い場合は

承山(膝とかかとの中間点で押すとひびくって言うか痛いとこ)を押す

Bの足首から足の裏すじが痛い場合は

足首を手で持ってカクカク揺らす

です

実際は5〜10分手技してるのでその日の状態でアレンジしますが

この対処法を患者さんに教えたところ

結構好評

みなさん朝起きて立ち上がる前に実践してくださってるみたいです

良くなってリハビリ室に来なくなった患者さんもいてボスには怒られましたが・・

(ちなみに診察には来てるのでたまに挨拶します)

でも

たまに診察待合室で会ってお礼を言われたりすると

気持ちが上がりますね

epg*の野望はプライマリーケアの充実なので

ボスのたわ言は右から左してます
タグ:臨床体験
posted by epg* at 12:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 臨床で感じたこと

epg*が読んでる本たちのリスト





Eepg*が今まで紹介した本(これから紹介するのもありますが)を

まとめてサイドバーに表示しました

よかったら、ちらっと覗いてみてください
posted by epg* at 08:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

ネット書店のメリット・デメリット





epg*、以前はバリバリの本屋派(立ち読み万歳主義)でした

が、

今ではほとんどネット書店(Amazon)を利用してます

何故?

epg*的に4つのメリットがあります

1.大手の書店(紀伊国屋など)と比べても圧倒的な品揃え

2.分野別ですぐ検索ができる

3.すでにその本を読んでいる人の評価を前もって見てから買える

4.本屋に使う時間(移動、立ち読み)を「投資の時間」(※)にできる

逆にデメリットなのは

・立ち読みできないこと

・お金がかかること

ですね

まあ、お金について言えば

自己投資に使った分の10倍は還ってくるそうな

(10倍は、epg*が読み漁った自己啓発の本に出てた平均値です)

なので

今は2,3年後の自分をより良くするため

多少の犠牲はやむを得ず

といったところでしょうか

(※)時間投資のススメ参照

posted by epg* at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年01月16日

プロとして



「プロの学び力」    発行:東洋経済新報社

いいひびきですね

これは、本屋で平積みされてたのを

タイトルに惹かれて立ち読みした挙句

読み直したくなって買っちゃったものです

短期間で

狙った分野の実力を

ある程度までもってくるためのノウハウ
が載ってます

まあ、ビジネスパーソン用なんですけど

使える理論が多いのでアレンジして使ってます

『本質は A=B×C ぐらい簡潔に表せるのがモノになる』

『たどり着いた答えが先人と同じ結果になったとしても

 自分で導いたことでホンモノの力がつく』


などなど

epg*の「目標志向、着想」(※)に影響ある言葉が多いです

今Eepg*がブログ書いてるのもこの本の影響です

オトナの勉強方法を身につけるのにオススメ

(※)自分の強みをみつけよう 参照

中医学本 (4)



epg*が使ってる中医学本の紹介 第4弾

今回のタイトルは

「針灸学 −臨床編−」   発行:東洋学術出版社

です

これは

中医学でいうところの各論

のようなものです

いろんな症状に対する見方、治療法が載ってます

ただ、これを読む際は

基礎編、経穴編の内容が必要になるのでご注意ください

epg*がクリニックで治療する患者さんは

整形外科疾患が多い(というかほとんど)ので

これの痺証を参考にして治療部位を決めたりもします
タグ:中医学
posted by epg* at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学図書

2008年01月15日

速読のススメ



epg*はレベル上げが好きです

そして

どうでもいいけど読書が趣味です

より多くの本を読むために

epg*は速読の練習を日々やっています

今回は

その速読の練習に使ってる本を紹介します

タイトルもストレートに

「能力アップ! 1秒間速読練習帳」    発行:だいわ文庫

です

この本は

3文字、5文字、7文字・・・と

ある程度のまとまった文字数をブロック読みする練習をする

ただそれだけの本です

が、

確実に読むスピードが速くなります

この本で書かれている通りに1週間練習したところ

1分間に4ページ読めるようになりました

今ではこれより上のランクで練習していますが

速読の入門編としては最適だと思います

この業界

さまざまな治療についての本があります

治療するターゲットを絞っても何十冊

やっぱ知らないと再現性のある治療って難しいです

速く読めるということは

治療について第1段階である知識のインプット

を早くできるということ


ただ本を読むだけでなく

情報収集力を上げるという意味でも速読は役に立つはずです

値段も安いので1週間試してみてください

試験、情報検索、理解のスピード どれも上がってるはずです

中医学本 (3)



epg*が使ってる中医学本の紹介 第3弾

今回は経穴編です

タイトルも

「針灸学 −経穴編−」   発行:東洋学術出版社

と、ストレートなものです

これは

各経絡の体腔内流注、経筋、各経穴の作用

が書かれています

・体腔内流注

・経筋


についての図が出ている本は少ないですし

経筋については

運動器の治療(遠隔治療)についても使えます

経穴の作用も

学校によってやらないところもあるんじゃないんでしょうか(うちはそうでした)

「ツボを使う職業」として

経穴の作用を学んでおくのも良いと思います
タグ:中医学
posted by epg* at 21:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学図書

中医学本 (2)



epg*が使ってる中医学本の紹介 第2弾

基本編(2)です

タイトルは

「針灸学 −基礎編−」  発行:東洋学術出版社

です

これは

臓臓関係、臓腑関係、診察、治療原則など

中医学の基本について書かれています

前回の「やさしい中医学入門」をレベルアップさせた感じですね

このシリーズは

・基礎編

・経穴編

・臨床編

・手技編

とありますが

中医学を臨床でやる土台作りとして全て参考になるものです

それぞれ紹介していきますので

これ使えそうかなと思うのあったら1度読んでみて下さい
タグ:中医学
posted by epg* at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学図書

2008年01月14日

中医学本 (1)



epg*が参考にしている中医学の本を紹介します

今回は基本編です

タイトルは

「やさしい中医学入門」  発行:東洋学術出版社

です

われらが関口善太先生の本です

入門の名のとおり

中医学についてわかりやすく書いてあります(イラストつき)

しかし

学校で配布される東洋医学の教科書とは見方が違うので

そこの部分は注意が必要ですが

中医学に触れたことのない方にはぜひ読んでほしい1冊です
タグ:中医学
posted by epg* at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中医学図書

消化器系の治療





epg*は慢性萎縮性胃炎の持ち主です

学生時2年生の時期に内視鏡検査、組織診で診断されました

当時学術が忙しかったせいか

ちょっと調子悪いなと思って診察受けたところ

胃がとんでもないことになっていて

診断した医師とともにびっくりしました

「20代前半なのに70代のおじいさんの胃だよ(笑)」

と、半笑いで言われたときは

俺の人生五十年かな

と観念したほどです

しかし、まあ流石にこのままはいかんだろということで

治療にのりだしたんですが

この辺の治療って現代医学にあんま決定打ないんですね

ピロリ菌がすごいってんで

ピロリ菌の除去 × 2 (2回目は自費)

やったんですが

完全除去はできずじまい

調子は大してよくなりません

当時、epg*はあんまり東洋医学信じてなかったんですが

どんなもんかやってみるかと

自分で治療にのりだしました

epg*の行ってた学校(早稲田医療専門学校)は

東洋医学では中医学に力を入れていた(講師は関口善太先生)ので

弁証法を試してみました

epg*は脈診ができないので

脈以外の情報で大まかな証をたててみたところ

・脾胃の陽気が不足している

・肝気の鬱滞


という状態であるようなので

その治療に使える穴に刺しました

・脾胃の陽気を上げる:足三里、公孫、気海、中脘

・肝気の鬱滞をとる:期門、太衝


ちなみに補寫はできなかったので刺しただけです

3日目くらいから調子が良くなってきました

1週間後には気にならないところまで回復したんです

東洋医学(中医学)効くじゃん

それ以来epg*は中医学の勉強にウェイトを傾けるようになりました

epg*自身、胃が悪いので胃の治療がメインなんですが

そこから得た結果をちょい紹介すると

・食後の膨満感に試したもの

  足三里(下向きに刺す)、上巨虚と下巨虚(単刺)

  15分〜30分でスッキリします

・食欲が異常にあるとき

  足三里(上向き)、内庭(ちょい強刺激)

  あんまりやりすぎると何も食べたくなくなっちゃうので注意

  体調を崩します

・二日酔いの気持ち悪さ(胃が悪いのにお酒好きです)

  内関、上巨虚と下巨虚(下向き)

  20回中15回の成功率です

・食後すぐ大便(ゆるい便)したくなる

  公孫、足三里、右の天枢、水分


内科系は結構需要はあると思うんですよ

もっと医療界にアピールするためにも症例数が必要ですね
タグ:臨床体験
posted by epg* at 19:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 試した治療方法

解剖の参考書



今回は

解剖の理解に便利な本を紹介します

タイトルは

「クリニカルマッサージ」  発行:医道の日本社

です

この訳者の大谷先生はepg*が学生のころ教わった方なんですが

メチャメチャ面白い先生です

自由が丘でカイロをメインにやってます

この本は

とにかくイラスト多い

そしてモデルがきれい(これは関係ありませんが)

筋のイメージが染み付きます

説明も簡単で

コレを筋骨格系の解剖の教科書に指定してほしいくらいです

学生じゃない方も使えると思いますが

学生の方はもっているとかなり便利ですよ

オススメです
posted by epg* at 16:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考図書(臨床)

痩せ鍼に挑戦 経過報告(2)




経過報告します

5回目以降10回目まで体重変動はあまりみられない

生活で変化したことを聞くと

・目元が上がった

・腰痛が減った(っていうか無くなった)

・便通すごい(1日4回)

・食欲は変わんない

・下着のきつさがチョイ緩んだ


ということです

体重は上がりもしないけど下がりもしないんですよね

これから少し刺激方法を変えてやってみようかと思います
タグ:ダイエット

第5回国家試験生理学



第5回国家試験生理学を見ていきましょう

1.ナトリウムポンプについて

ナトリウムポンプについてって出てますが第1回1問目の復習です

能動輸送の例で紹介されているのはナトリウムポンプぐらいです

ちなみにナトリウムポンプでは

能動輸送によりナトリウムが外へカリウムが内へ移動します

2.出生後数年間で成人重量水準に達する器官

これは前フリです。

答えは脳です

が、生殖器、副腎、胸腺についても調べておくのが吉です

3.凝集素を持たない血液型は?

これは凝集原で考えたほうが理解しやすいです

ABO式の血液型は

抗原の有無で名前が決まってます

・A抗原のあるのがA型

・B抗原のあるのがB型

・AB両方持ってるのがAB型

・抗原もたない(AもBももたない)のがO型


O型のOはゼロなんです

合コンのネタに使ってください

それぞれの血液型は抗原に対する抗体(凝集素)があります

・A抗原に反応するのが凝集素α

・B抗原に反応するのが凝集素β


当然Aとα、Bとβがそろうと凝集(抗原抗体反応)しちゃうので

かぶらないように配置されてるわけです

A型にはβが、B型にはαが

ここでO型やAB型はというと

・Oはかぶらないので両方(α、β)あります

・ABはかぶるのでどっちもありません


1度理解しちゃえば忘れないと思います。これでこの系統はOKだし

4.心筋の特徴

前回の単収縮からの復習問題です

教科書の筋の章最終ページにある表を復習しておけば解ける問題に作られてます

5.心臓迷走神経について

これを本気で解くと解剖の知識も必要になります

が、これは第3回心周期の復習+前フリです

それで考えてみると怪しいのは「弁」です

等容性の時期と駆出期、拡張期で弁の開閉がされましたが

そのきっかけは

血圧でしたね(詳しくは血圧と乳頭筋)

弁の開閉が神経によって早まったり遅まったりしては困るわけです

さらに、これで迷走神経という名前が出てきたので

それに関連した部分が次回から出るという前フリにも使える

作る側も考えてますね

6.心電図

これは総論、各論でも使います

それぞれ抑えておいてください

7.リンパ系について

答え自体は消去法で選べば簡単です

これはリンパ系の働きについて免疫以外も確認してねってことだと思います

8.へーリング・ブロイエル反射について

これは 吸息をやめて呼息に切り替える反射です

これさえ知っておけば問題自体は復習です

が、一応流れを説明します

吸息をやめるということは肺が大きいということ

だから受容器は肺の伸びがわかる伸展受容器です

呼吸中枢は延髄にあります(以前書いたかも)

ここにつながる脳神経は\〜]U

このうちノドより下にくるのは]の迷走神経のみ

求心路は迷走神経の内臓求心性神経です

ここからがミソ

主な呼吸筋って

横隔膜と肋間筋ですよね

彼らは運動神経(横隔神経、肋間神経)支配です

ので

遠心路は運動神経(体性遠心性神経)です。副交感神経は関係しません

だからへーリング・ブロイエルは内臓・体性反射です

これ以上の知識は国家試験に問われません。ここまでやっちゃいましょう

9.随意運動の伝導路は

これ前回の答えそのままなんです

なのでここでは下行路と上行路の区別を紹介します

通路の名前は

「スタート」−「ゴール」路で構成されてます

皮質脊髄路ならスタートが大脳皮質、ゴールが脊髄

だから上下関係がわかってれば上行路か下行路かわかるわけです

10.脳脊髄液について

クラニアルやる人はきちんと勉強されることをオススメします

クラニアルって

事故でむちうち起こした患者さんにメチャメチャ有効です

脳室の脈絡叢で産生される

・脳室、中心管の内腔、クモ膜下腔を満たす

・脳静脈洞から静脈へ吸収される

・役目は

  脳脊髄における細胞外液の排出路

  脳脊髄を衝撃から守る

  脳の重量を軽くする(1,600g⇒50g程度まで)

です

11.ホルモン

新たに覚えなおしてください

12.糖質コルチコイドの作用

これはステロイド剤の作用について知ってほしいという意図が見えますね

糖質コルチコイドの作用を簡単にいうと

胃を代償にして万能な作用を起こす

といったところでしょうか

13.γ運動ニューロンについて

復習ですね

一応、主な特徴を挙げると

・脊髄前角にある

・錘内筋(両端)を支配する


・Aγ線維である(ちなみにα運動ニューロンはAα線維)

14.痛覚について

感覚の通路はすべておさえるべきですね

ポイントは中継所と左右に乗り換える位置です

15.特異動的作用について

これ復習そのものですね

飯食った後です(温かくなるでしょ?)

16.発熱について

発熱に関係する因子が何なのか知ってほしいんでしょうね

うつ熱(主な例は熱射病)とは全然対処が違うので注意です

発熱 = セットポイントがずれること(問題は視床下部)

うつ熱 = 産熱 > 放熱 になって体温が上昇している状態(問題は法熱量


・変性を起こす温度は42℃からです

・セットポイントがずれる = 深部体温がずれる

次回は第6回ですね
posted by epg* at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

腰痛に効く穴




ガイシリーズ第2弾

今回は腰痛治療に使う穴です

以前、腰痛の講習のときepg*が先生から聞いたのですが

「肩の条口みたいな穴、腰でもあるんですか?」

「う〜ん。養老かな?」

腰に効く穴聴いてるのに返ってきたのは手の穴でした

「太陽つながりで腰に効くんだよ」

って普通に言われたんですが

それなら小腸経全部じゃね?

と疑問に思って聴いたところ

その中でなぜか養老が最も効果高いそうです

特効穴ってそんなもんなんでしょうね

その1週間後の朝

epg*の父がぎっくり腰になりました

心の声(親父には悪いが試すチャンス到来!)

ということで養老に打って歩いてもらいました

歩き方が変わりました

ぎっくり腰経験者はわかると思うんですけど

あれってなると足がピーンって伸びて歩くようになるんですよね

養老に打ってから足の伸びがゆるくなったんです

それから軽く前後屈できるとこまでいったので

腰を包帯で固定して父は仕事に出かけてしまいました

朝6時の出来事です

そして夜

当然悪化して帰ってきました

2度目からはepg*の技術不足のせいか養老の効果が落ちたので

養老の後に膀胱経の治療を混ぜるようにしました

まだ日も浅かったので

3日間治療して治りました

腰の治療で養老ってなかなか候補にあがらないですよね

基本的な刺し方は穴に刺して腰を前後屈してもらうことらしいので

寝かせて治療する前に1度試してみては
タグ:中医学
posted by epg* at 10:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | その漢ガイ

epg*が医師を目指す理由 (1)標準治療の必要性



治療の結果にある程度の安定性をもたせるには

・病因の特定(あるいは限定)につながる診察ができる

・治療方法と、その結果についてある程度見通しがついている

・常に同じレベルで治療ができる


などの条件が必要であると思います

医療として機能するには

これらが個人だけの能力にとどまらず

治療する人全体にある程度備わっている必要があります


医師の手術では

標準術式というある程度決まった方法をとります

結果にばらつきが出にくいからです(それだけ安定する)

病院によって手術の方法が違ったらどうでしょう?

怖くて手術受けられませんね

当然、治療成績の良いところに患者さんが集中するでしょう

そこだけ集中して他は淘汰される

この状態はちょっと鍼灸界とかぶる気がするのです

鍼灸は治療者によって見方、治療方法が異なります

当たり外れがあるので患者さんは当たりが出やすいところに集中します

その結果

鍼灸で潤っているのは

一握りの成功者(およそ5%といわれています)


という状況があるわけです

実際、勤め人やあまり患者さんの来ない治療院は稼げません

epg*のいるクリニックでは最高自給が1,500円です

日給12,000円。25日勤務で月給30万の計算になります

これは多いのでしょうか?

ボーナスがあったとして年収450万以下ですよね

そしてコレが最高なのでこれ以上は増えません(悲)

似たようなところ多いと思います

なんでこんな格差が出るか?

1つは、単純に技術・ネットワークの差

もう1つは、全体の患者数が少ないこと

じゃないかと思います

平均年収を

患者さんが払う額の合計をみんなで分ける構図 で考えると

現在は

額の合計が少ないから結果として平均年収が上がらない状態

であるといえます

患者数 と 払う額 は比例します

患者数が増えるということは

みんなに行き渡る分が増えるということにつながります(平均年収増加)

全体の患者さんの数を増やすにはどうするか?

鍼灸治療がどういう疾患に有効か認知してもらうことです

一般に肩こり、腰痛などに対する治療であるという認識は結構浸透しています

その他の疾患(特に内科疾患)に対して、どこまで有効である

という認知が少ないんです


これは

内科系に対する鍼灸の治療効果をはかる指標がないために

そこまで強くアピールされなかったという流れがあると思います

内科系に対する標準治療を作ることは

・治療の選択肢の1つとして鍼灸という認識を増やす

・鍼灸に対する全体の需要を増やす


という意味で必要だとepg*は考えます

つづく
posted by epg* at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年01月13日

第4回国家試験生理学



第4回国家試験生理学を見ていきましょう

1.解糖系で生成される高エネルギー化合物は?

高エネルギー化合物 = ATP ぐらいしか試験に出ません

なのでクエン酸回路だろうが、水素伝達系だろうが答えはATPです

2.ヒスタミンを遊離する細胞

前回、体液性免疫の問題が出ました

そこを復習しておけばできる問題です

肥満細胞とヒスタミンは病理学でも出てきます

3.第1心音が発生する心周期の時期

第1心音は房室弁が閉じるときに鳴る音です

言い換えると

心室に血液を入れた後、その入り口を閉じるときの音

となります

じゃあ、第2心音はというと

動脈弁を閉じるときに鳴る音です

言い換えて

心室から血液を出したあと、また貯めるために出口を閉じる音

となります

なので、

第1心音は 収縮期の始めの音

第2心音は 拡張期の始めの音


となるわけです

※この辺は図を描いて理解したほうが早いです

4.脳循環の特徴

前回腎血流量を調べたとき、脳についても%を出しました

そのレベルアップ版ですね

・脳の血流が絶えず変動するということは

  視覚、聴覚、言語能などが絶えず変動するということです(人それを病気という)

そうならないように脳の血流は絶えず一定に保たれるようになっています

・二酸化炭素は血管拡張物質です

 収縮物質と拡張物質を復習しておくと良いと思います

・脳組織はエネルギー源としてブドウ糖しか利用できません

 その原因の1つがこの血液―脳関門によるシャットアウトです


5.呼吸の化学受容器反射について

この反射によって引き起こされるのは

呼吸運動の促進です

この段階で

血液中の酸素分圧が増加することがこの反応の引き金にはならないですね

そしてこの反射の受容器の位置

動脈小体、大動脈  です

静脈には受容器ないので答えになりません

ちょっとムズイなと思ったらこうやって因数分解してください

わりとクリアに答えを導けますよ

ちなみに

ある反射の引き金を考えるとき

その反射によって起こる行動を促進する因子を集めれば良いと思います

6.酸化ヘモグロビンが最も増加する酸素分圧は?

これは次回以降の前フリ問題です

過去問でこういう問題をみつけたら必ずその周辺を勉強してください

高い確率でその次あたりに出題されます

答えは95mmHgなんですがこういう問題であまりにも関係ない数字は出ません

なので、最も多いのは?と出題されていたら最も多いのを選べばイイんです

7.小腸で吸収に適した構造は?

コレは解剖に近い問題ですね

最近の国家試験は各科目の枠を取っ払う傾向があるので

生理学の範囲を解いてていきなり各論が出たりもすると思いますが

まあふっつうに解けば良いと思います

ちなみに絨毛を全開に広げた面積はテニスコート1面分

広いですね。 広いほうが吸収量も増えるからだと思いますが

8.胃液の分泌を促進するホルモンは?

国家試験 胃液関係多いですねぇ もうレギュラー

理由を考えてみたんですけど、

日本人胃がん多いんですよ(衛生学)

最近では胃液の逆流による逆流性食道炎や

検査で異常の出ないNUDなどもでてるし


ストレスためやすい人種なんですね

9.大脳辺縁系の機能は?

大きく3つしかありません覚えちゃいましょう

本能行動の調節、情動行動、学習・記憶

です

10.内臓痛について

前の回の復習ですね。痛みはきちんと分類さえできれば間違えません

腸間膜は切っても痛くありません、伸ばすと痛いんです

伸びると痛い:電車の中で大をガマンしたことある勇者ならわかると思います

11.腎臓の構成要素の役割

糸球体 = 血液をろ過するときのフィルター役

ボーマン嚢 = ろ過された液を受け取る役

尿細管 = リサイクル(再吸収)するか捨てる(分泌)か選別する役

集合管 = 捨て決定のやつを尿路へ送る役


とラベルしておけば楽かと思います

12.神経筋接合部の特徴について

神経筋接合部とかいってますが、コレは 伝達の問題 です

伝達 = 1つの細胞の興奮が別の細胞に伝えられること

なので、特徴は

・一方向性(矢印でいうと⇒)

・遅延

・疲れやすい(あんまり続けて刺激すると伝わりにくくなる)

・酸素不足や薬物の影響を受ける

です。ちなみに

シナプス = ニューロンの神経終末と他の細胞との接合部

※この他の細胞に当たるものは、他のニューロン、筋、腺細胞です

基本的に末梢性の神経伝達物質はアセチルコリンです

例外が交感神経の節後ニューロンがシナプスする部分(交感神経の効果器)です

ここだけノルアドレナリンなんですね

そして

中枢をでてから最初にシナプスする部分はニコチン受容体です

つまり交感神経も副交感神経も筋もニコチン受容体にシナプスするわけですが

筋のニコチン受容体のみ クラーレ という物質で伝達が遮断されます

その違いを調べてくれよという意味でクラーレを入れたと思われます

さらに興奮性シナプスという用語は

興奮性シナプス ⇒ +の反応を起こす(胃の蠕動運動亢進とか)

抑制性シナプス ⇒ −の反応を起こす(胃の蠕動運動低下とか)


という意味を知ってもらいたくて選択肢に入れたのだと思います

出題には出題者の意図が表れます

出題者の立場になって復習に臨むと、復習効果が高いですよ

13.カテコールアミンα受容体の興奮で生じる効果

アドレナリン受容体にはαとβがあります

どちらか片方覚えておけば国家試験に対応できます

α受容体:血管平滑筋や胃腸・膀胱の括約筋に分布してこれらの筋を収縮させる

問題出たときこれ以外のものはβとすればいいわけです

14.内分泌腺とホルモンの組み合わせ

これは分類して覚えるしかないですね

出すホルモンが少ないものから覚えていくのが良いと思います

15.筋収縮について

これは復習問題です(問題が雑ですが)

新しい単語は単収縮と強縮だけです

・単収縮は心臓のみ

・ほかは強縮


と覚えとけば問題ありません

16.視覚の情報伝達について

今回は網膜で伝達に使う細胞についての問題です

網膜内での主な伝達経路は

視細胞 ⇒ 双極細胞 ⇒ 神経節細胞 (このまま視神経へつながる)

であり

水平細胞とアマクリン細胞はこれを修飾するものです

ちなみにグリア細胞はニューロンの支持細胞です

今のところレギュラーは

胃液、ホルモン、中枢神経系、運動、感覚、循環器、消化器

ですね

次回は第5回です
posted by epg* at 17:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

自分の強みをみつけよう


前回、時間投資についての本を紹介しました

その中で紹介されていた本で面白いものを今回紹介します

タイトルは

「さあ、才能に目覚めよう」    発行:日本経済新聞出版社

です

直接的なタイトルだと思いませんか?

Amazonで即買いしましたが

この本に書いてあることを端的にいうと

強みを34に分類してある

最終的に傑出した人物になるためには自分の強みを最大限活かすこと


コレだけです

じゃあ、何が面白いのかというと

この本についているシリアルナンバーを使って

ネットで自分の強みを診断できることです


30分程度の質問に答えると、その回答によって

自分の強みのベスト5が選出されます

その強みをどう活かせば良いのか具体的な内容までは触れていませんが

日々の活動に当てはめていけば

自分の治療スタイル、経営スタイルに方向性が生まれると思います

ちなみにepg*の場合は

1.学習欲

2.目標志向

3.着想

4.分析思考

5.回復志向

でした

東洋医学と発生学



東洋医学で望診というものを習います

この1つに 顔をみて臓腑の調子がわかる というものがありますが

現代医学的にこんなことがあるのだろうかと思われる人も多いと思います

そこで

人の顔は腸がめくれてできあがったものである

この言葉はどうでしょう?

これは事実です

このことは発生学という分野で学びます

解剖生理学が 完成系のからだについての学問 であるのに対し

発生学は からだが完成するまでの過程を学ぶ学問 です

なぜ、肝臓にあれだけの機能があるのか

なぜ、大脳皮質の感覚野に 内臓感覚野 はないのか

なぜ、十二経絡の半分に消化器系の臓器の名前が付いているのか


これらの疑問を解くヒントが発生学にあるとepg*は考えています

発生学は難しいのでとっつきにくいですが

学ぶことで東洋医学と解剖生理学を結ぶ手助けになると思います

そこで

発生学についてなるべく簡単に勉強できそうな本を今回紹介します
タイトルは

「ヒトのからだ −生物史的考察」   発行:うぶすな書院
ちょい昔の本なので書店によっては無いかもしれませんが

古典から学ぶ東洋医学とリンクさせることで

ただ

「古典にこう書いてあるから」

「東洋医学ではこうなんですよ」

以外の説明が患者さんにもできると思います

しっかりとした説明は、それだけで治療効果につながります

鍼灸を治療に使うなら1度読んでみてください
posted by epg* at 12:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考図書(関連分野)

2008年01月11日

第3回国家試験生理学



第3回国家試験生理学を見ていきましょう

1.心周期の等容性収縮期について

まず、心周期について大きく2つに分けます

@収縮期:心室が収縮している時期

A拡張期:心室が拡張している時期

どちらにも等容性がありますが

等容性とは、つまり すべての弁が閉じている状態 のことです

収縮期では、この等容性の時期に血圧を上げて駆出期で一気に血液を動脈に送ります

拡張期では、等容性の時期に血圧を下げて充満期に血液を心室に吸い込みます


以上のことから

血圧が最も高いのは駆出期 で 血圧が最も低いのは拡張期 となります

この材料で問題見てみましょう

・心室内圧は駆出期が最も高い

・すべての弁が閉じてるので当然動脈弁は閉じてます

・名前(等容性)の通り、容積が等しいので増加しません

・血液入ってくるのは拡張期です

ってことで答えがわかります

心臓系の解剖生理は各論の心疾患でも使えます(理論を1度作ればお得な問題)

2.血液の酸塩基平衡について

重要なイオンは 水素イオン と 重炭酸イオン です

水素イオンが多い ⇒ 酸性に傾く  水素イオンが少ない ⇒ アルカリ性に傾く

重炭酸イオンはこの水素イオンを中和する働きがあります


3.細胞小器官について

どうせ覚えなきゃいけないので軽く書いておきます

ミトコンドリア:ATP(エネルギーの通貨)を合成する

ゴルジ装置:タンパク質の濃縮、分泌

リソソーム:不要物を分解

小胞体は2種類あります

粗面小胞体:リボソーム上でタンパク質合成

滑面小胞体:代謝、貯蔵に関与(細胞により異なる)


4.細胞外液について

細胞外液(体液の20%) = 血漿(5%) + 間質液(15%)

ナトリウムイオンが圧倒的に多い


細胞の主な構成要素はタンパク質です

なので

細胞内液の方が細胞外液よりもタンパク多いです

組成は原始海水(生命が誕生したころの海水)と似ている

5.排卵に絡むホルモンについて

まず整理します

卵胞 = 卵巣の皮質にあるもので、卵子を育てる役

黄体 = 排卵後、卵巣内に残った卵胞が変化したもの


下垂体前葉から出るホルモン = 卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン

卵胞から出るホルモン = エストロゲ(ジェ)ン

黄体から出るホルモン = プロゲ(ジェ)ステロン


ここまでの情報で排卵後に出るホルモンは

排卵後に出現する黄体から出るホルモン、プロゲステロンのみです

どこから出るか、いつ出るか、女性ホルモンではこれらが重要です

6.胃腺について

これは1,2回を復習しておけば大丈夫ですね。一応書いておくと

主細胞 ⇒ ペプシノーゲン

壁細胞 ⇒ 塩酸

副細胞 ⇒ ムチン(粘液)

内分泌細胞 ⇒ ガストリン

7.胆汁酸について

作用は 脂肪乳化(脂肪を分解しやすくする)です

※リパーゼ(脂質分解酵素)は単独ではあまり脂肪分解できません

ちなみに胆汁の成分は

胆汁酸、ビリルビン、コレステロール です

これを頭の片隅に入れておくと各論(肝胆疾患)のときに役立ちます


8.筋紡錘について

復習+αの問題。最低限覚えてて欲しいことは

・受容器であるということ ⇒ 遠心性なんて無い

・γ運動ニューロンによって調節されること(正確には錘内筋を収縮することにより)

・求心路はAα線維(感覚でいうとTa群求心性線維)


です

9.安静時の腎血流量について

肝臓とほぼ同じの25%です。まさに肝腎要ですね

ちなみに脳は15%、 心臓は5%(冠状動脈に流す分)

肺は心臓(右心室)を出た血液がすべて通ります ⇒ 100%

10.神経線維の興奮伝導について

3原則です

・絶縁性:隣に移らない ⇒ 痛みの刺激が感覚に移ったら大変です

・不減衰:スピード落ちない

・両方向性:文字通り両方向に活動電位が伝わる


ちなみに

伝導 = 活動電位が軸索を伝わること

つまり

これ(伝導)は軸索内の話です。伝達と混同しやすいので注意

11.皮膚反射でないのは

復習でできる問題ですね

皮膚反射 ⇒ 受容器が皮膚にある反射

咬筋反射 ⇒ 受容器は筋紡錘なので深部反射です(唯一脳幹を介す伸張反射)

12.感覚性言語中枢あるのは?

もうOKですね。復習そのままです

13.レム睡眠について

第1回の脳波で出したレム睡眠という単語についてきいてきました

・REM(Rapid Eye Moving)睡眠。( )の中を訳すと(速い、目、動いてる)です

・夢見る

・呼吸乱れる

・睡眠時間の25%を占める(1日に4〜5回)


14.錐体路の経路について

錐体路で覚える経路は2つしかありません

・皮質脊髄路 : 大脳皮質 ⇒ 脊髄 への通路

・皮質核(延髄)路 : 大脳皮質 ⇒ 脳幹の運動核(顔面の運動に関与する)


15.網膜で明暗を感じるのは?

・杆状体細胞 ⇒ 明暗を感じる

・錐状体細胞 ⇒ 色を感じる 

16.体液性免疫に関与するリンパ球は?

整理します

(体)液性免疫 = 液性因子(この場合抗体)が中心に攻撃する

細胞性免疫 = 細胞が攻撃する(細胞が中心)

抗体を産生するのは形質細胞

形質細胞はB細胞が変化(分化)したもの


なので答えはB細胞です

徐々に見えてきたと思いますが

国家試験の生理学は臨床医学各論とリンクするように作られています

関連分野の各論を同時にやれば、より生理学の知識が活きてくると思います
posted by epg* at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

2008年01月10日

サーチエンジンつけました


見たい本をここから調べられるようにAmazonのサーチエンジンをつけました

探し物を見つけるときにどうぞ
posted by epg* at 18:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

肩の特効穴



epg*は月イチで中医学勉強会に参加しています

本場中国の先生が御自分の経験と技を教えてくれるのですが

今回は、そのとき見せてもらった技を紹介します

ちょっと前置きが長くなるので技の内容から言うと

五十肩の特効穴の話です

鍼灸の専門学校っていろんな世代の人たちが来ていますよね

epg*の同級生に五十肩をもってる方(年齢は55以上60未満)がいて

その方も一緒に勉強会参加しています

ちょうど肩痛の勉強のときだったのですが

その方が、勉強会終わった後、先生にこう聞いたのです

「僕は五十肩なんだけど、どこに刺せばいいかね?」
先生は

「条口と承山を透刺して肩を運動させる」

と答えました

で、流れで治療をすることになり

まあ、epg*たちは見ていたわけですが

「条口に刺して奥に入れてくと2回ひびくよ」と言って先生が刺し

肩を動かしていたら、いきなり肩が挙がったんです

みんなびっくり

本人(五十肩の人)もっとびっくり

まだ動きが不十分だったので承山にも刺し

めでたく肩は動くようになりました

五十肩って時間かかるって習ってたけど 1分でした 

そのときは衝撃でしたね

でも先生曰く「条口」が肩の特効穴なのは中国じゃ有名だとか

この先生(通称ガイ)、普段の治療スタイルは

患者さんを7人一編に治療する、営業は1日5時間くらい

というつわものです

この先生の武勇伝は結構衝撃的なものが多いのでおいおいアップしていきます

ちなみに

epg*もこの刺し方まねていますが

成功率は50%ぐらいです。修行不足
タグ:中医学
posted by epg* at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | その漢ガイ

第2回国家試験生理学の知識



前回の続きで

国家試験 第2回の生理学をみていきます(ちょっと長いです)

復習で5割は取れる問題にできてますね

1.尿細管での現象と浸透圧とのコラボ問題

  前回の試験で尿細管で分泌(捨てられる)、再吸収(リサイクル)について出ました

  そして前回の1問目で浸透(水を引き込む力)について触れました

  なので合わせると

  尿細管で再吸収をした物のうち、体液の水を引き込む力が弱まるのは?

  と言い換えられます

  ってことで答えは水になるわけです

  理由は簡単。水が増えたら水を引き込む必要性が減るからです

  こんな感じで国家試験は前の回の復習で合格点取れるように作られてます

  ちなみに

  ナトリウムの再吸収を促進するホルモンは?
  ブドウ糖はどれくらい再吸収される?


  などを復習しておくと各論でも使えますよ

2.サイロキシンの作用

  活発になるもの、成長系を選んでおけば問題ありません

  ちなみに

  体液量の増加 ⇒ 腎臓での水の再吸収を促すホルモン
  なので

  習ってるものでは バゾプレッシン と アルドステロン でしょう

※ホルモンの勉強はダイレクトで各論(内分泌疾患)に使えます

3.外気温が下がるとうんぬんとか言ってますが

言い換えれば 産熱現象はどれか ですよね(前回の復習問題)

  復習してた人は答えがすぐ選べるわけです

  他の選択肢は全部 放熱現象 です

4.血糖下げるホルモンは?

  今の試験でこんな問題でないので

インスリンがどんな働きをした結果、血糖を下げるのか

ここに注目したほうが糖尿病の勉強にもなってお得です

結構、患者さん インスリン って言葉は知ってますし、

血糖についてもヘモグロビンA1c(後述)の値とか平気で語ったりします

グルカゴンはインスリンの逆で覚えれば試験は平気です

アドレナリンは交感神経の働きとかぶるで通用します

ガストリンは前回の復習で、塩酸分泌促進(胃の壁細胞に働きかけることで)


5.大脳の機能局在

  これも前回の復習問題。図で確認するのが手っ取り早いですね

6.α運動ニューロンについて

  これは重要であり、敬遠しがちな範囲「運動」の問題です

絶対必要なのは

  起始:脳なら脳神経運動核、 脊髄なら前角

  軸索:有髄のAα線維 (Ta群とは分類違うので注意。あっちは感覚)

  終末:末端から出るのはアセチルコリン

  支配:支配するのはいわゆる筋肉(錘外筋)


です

7.痛みについて

  コレは鍼灸師になるうえで避けられない問題ですね

今の段階で絶対抑えるべきなのは

  ・部位で3つに分かれる(皮膚、内臓、それ以外の深部)

  ・皮膚には速い痛みと遅い痛みがある

  ・局在性が明確なのは速い痛みのみ。あとは不明瞭

  ・基本的に主な線維はC線維。速い痛みのみAδ

  ・受容器は自由神経終末

  ・内因性鎮痛物質(内因性オピオイド)というのがあり、

   エンドルフィン、エンケファリンって名前が付いてる

8.脊髄反射について

  「運動」の章からもう1問。これは分類を知ってれば解けます

  教科書で確認する部分は

  脊髄レベルでの運動調節 と 脳幹レベルでの運動調節 です

9.味覚について

  東洋医学で舌診するからなんでしょうか?舌関連の問題多いです

覚えるべきは
  
  ・基本味とそれを感受しやすい部位

  ・受容器細胞は味蕾の味細胞

  ・味覚と関係する神経:前2/3が顔面神経由来、後1/3が舌咽神経由来

10.心臓のスターリングの法則

   スターリングの法則を身近に例えると ゴムの法則 といえます

   お笑いで口にくわえて引っ張るやつをイメージすると良いでしょう

   右心房に入ってきた量が多い ⇒ 左心室から出る量も多い

   これを基本に覚えとくと後が便利です(心臓疾患のときとか)

11.DNAについて

   常識の範囲内でいいと思います

   ・遺伝情報をつめた本であり
  
  ・4種類の塩基(後述)で構成され

  ・二重らせん構造をしている

12.血漿中のアルブミンについて

   むくみ治療をする人はコレについての勉強はmustです

  ・血漿の浸透圧維持(膠質浸透圧)に関与する

    コレが崩れるからむくみが起こるのです

他にも
 
  ・血漿中に最も多いアミノ酸である(アルブミン>グロブリン>フィブリノゲン)

  ・細胞へのアミノ酸供給源である

ちなみに

   抗体として働くのは γ‐グロブリン で製造される部位も違います(骨髄)

13.呼吸についてスパイログラムと胸腔の図から問題出てます

   ・1回換気量 = 普通の呼吸で出入りする量

   ・予備吸気量 = 全開で吸ったときの量

   ・予備呼気量 = 全開で吐いたときの量

   ・残気量 = 吐き出しきった後に残る量

   ・陰圧って ≒ 内側に引っ張る力

    肺は内側(腹側)に引っ張られることで空気を入れられる大きさになる


   気胸で肺がちっちゃくなっちゃうのは陰圧が無くなって内側に引張れないから

14.小腸で吸収されるのは?

   最終単位まで分解したものです

   糖:グルコース  タンパク質:アミノ酸  脂質:(大部分)トリグリセリド

15.血圧を上昇させる因子は?

   血圧 = 心拍出量 × 総抹消抵抗

   なので選ぶのは

   心拍出量を上げる ⇒ 右心房にたくさん血液帰るなど や

   総抹消抵抗上げる ⇒ 交感神経活動亢進(細動脈の抵抗上がる)などです

16.視床下部に調節中枢が無いのは?

   視床下部にある調節中枢は

   ほとんど ホルモン・自律神経機能に絡んでます
   闇雲に覚えるよりは

ホルモンなどの働きとかぶるものは視床下部関係ある とした方が良いですね

次回は3回目の生理学をみていきます
posted by epg* at 11:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | 国家試験生理

2008年01月09日

霊枢ハンドブックより(1)



中医学を基礎におきつつ、具体的な治療をするため

epg*は霊枢を参考に治療しています

今回はその1つを紹介します

1.経筋治療

・経筋とは
  
 各経脈が走行している部位の筋肉のこと

 走行は経絡の体腔内流注にだいたいかぶる(教科書には体表しかでてない)

・症状は

おおまかに運動時痛(鍼灸院、接骨院に来る大部分の患者さんの症状)

 寒が原因のときは筋が引きつり、熱が原因のときは筋がゆるむ

・治療方針

 基本的に痛むところを治療穴とする

 寒が原因のときは暖める(灸や灸頭鍼)、熱のときは灸ダメ

epg*が当たった患者さんで

とっても肩が凝るらしいのですが、触ってもゆるゆるなのです

経筋に熱があるのかなと思い、

身熱を主るという榮穴を加えてみたところ

かなりスッキリしたみたいで満足して帰りました

他のケースも使えるか現在調査中です
タグ:臨床体験
posted by epg* at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 試した治療方法

痩せ鍼に挑戦 経過報告(1)



12月からやってきた痩せ鍼治療の経過を報告します

治療のフォーマットは

選穴(刺す位置) 

・頭部(4本)

冠状縫合の部分に4本

・腹部(4本)

左右の関門部分

左右の大巨部分

・殿部(4本)

左右の中殿筋

左右の大殿筋(梨状筋線上)

刺鍼方法および刺激方法

基本的に置鍼

腹部と殿部は低周波通電(パルス)
パルスの設定

強さ:筋が動くくらいの強さ

頻度:1Hz(1秒間に1回)

時間:1部位10分

治療頻度

週4回

結果

1回目

特に変化無し

2回目、3回目も変化無し

4回目

1週間前と比べて1kg体重減少

生活はまるっきり変えてないそうです


5回目

変化無し(減ったままで、元に戻らない)

このやり方でしばらく様子をみていきます


タグ:ダイエット

2008年01月08日

第1回国家試験生理学に必要な知識


ここんとこ本の紹介ばっかりなので

今回は

国家試験の生理学 第1回に必要な知識をみていきましょう

第1回はどれも用語の確認です

1.用語の説明

  拡散 = 濃度の高いほうから低いほうへ

  浸透 = 濃度の低いほうから高いほうへ(水を引く力)

  ろ過 = こしとる

  能動輸送 = エネルギーを使って輸送する


※どこでそれぞれの作用が行われているか確認すると吉

2.作用を答えさせる問題

  ビリルビン = ヘモグロビンの分解産物(うんちの色)

  エリスロポエチン = 赤血球産生

  トロンビン = 血液凝固に関する

  フィブリン = 血液凝固に関する


3.安静時1回心拍出量 = 約70ml

※1分間ではどうですか?

4.呼吸調節について

  呼吸中枢は延髄にある(呼息中枢と吸息中枢)

  息を吸えば肺が伸展するのは当然だし、吸ったら吐かないと(呼息促進)

  血液pHが下がる ⇒ 二酸化炭素がたまる ⇒ 息止めてるようなもの

  血液pHが上がる ⇒ 二酸化炭素が少ない ⇒ 息吐きすぎ

  動脈血酸素分圧 ≒ 血液中の酸素量みたいなもの

  これが少ない ⇒ 血液に酸素が足りない ⇒ 呼吸しないと(呼吸促進)

5.消化管ホルモンの作用について

  ガストリン = 胃液の分泌促進

  コレシストキニン = 酵素多めの膵液分泌

  セクレチン = 重炭酸イオン多め(中和するため)の膵液分泌

  ソマトスタチン(腸管) = 消化器系の分泌抑制


6.肝臓の機能について
  問題は消化管ホルモン分泌とかけている

  肝機能(大きく5つ、どうせ覚えなきゃいけないので書いときます)

   @物質代謝 = 分解や合成。基本的に肝臓の機能はコレに集約される
     糖代謝:グリコーゲン(貯蔵) ⇔ グルコース(血糖として使う)
     脂質代謝:脂肪の合成分解。コレステロールの合成
     タンパク質代謝:アミノ酸 ⇒ 各種タンパク質合成
                   (アルブミン、フィブリノゲンなど)
            不要なアミノ酸分解で出たアンモニアを尿素に変換
     そのほかにもいろいろ
   A胆汁の生成

   B血液の貯蔵所(全身の10%)

   C生体防御:クッパー細胞(肝臓でのマクロファージ)

   D解毒


7.骨格筋について

  横紋構造がある

  白は疲れやすく、赤は疲れにくい

  筋収縮のエネルギーはATPの分解によって得られる

  筋収縮に伴って熱産生が起こる


8.交感神経の興奮で起こる現象について

  要するに今すぐ全力で行動できそうなものを選ぶ

9.中枢の位置について

  言語中枢は通常、左半球にある
感覚性言語中枢(ウェルニッケ領域)は側頭葉
運動性言語中枢(ブローカ領域)は前頭葉

  味覚野は頭頂葉、視覚野は後頭葉

  膝蓋腱反射の中枢は脊髄(L2~4)

10.脳波について
 
   精神活動中 ⇒ β波

   安静閉眼時 ⇒ α波

  レム睡眠時 ⇒ 活動時を思わせるような波(β波)

  ノンレム睡眠時 ⇒ θとδ波


11.熱産生を起こすのは(6つ)

   @基礎代謝

   Aさっきも書いたけど筋収縮(ふるえ産熱)
  
   B非ふるえ産熱  (ふるえ産熱とセットで覚えると吉)

   Cホルモンの作用(詳しくは後で)

   D食事後の産熱(特異動的作用)
  
 E放熱の防止(当然なので、その具体例を覚えると放熱についても学べる)

12.健康成人の尿細管に分泌されるのは?

   言い換えると 尿として捨てるのは? になる

   アンモニア、水素イオン、尿素、お薬

   と、水素イオン以外は考えればわかるので水素イオンを覚えれば吉
   ちなみに、何ゆえ水素イオン捨てるのかは問4のpHと関係あり(後述)

13.下垂体後葉ホルモンは?
   
   オキシトシン と バゾプレッシン しかない

   作用は後述

以上が第1回の生理学の問題に必要な知識です

まだ、単語の意味知ってればいけるものばかりですね

これから2回、3回とどうレベルアップしていくのか書き出していくので

必要な知識の参考にしてみてください
posted by epg* at 23:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験生理

2008年01月07日

簡単な手技療法紹介



今回は

臨床で使える簡単な手技療法の本を紹介します

タイトルは

「ASTR」   発行:医道の日本社

です

この治療法は

トリガーポイント部分に圧をかけて筋をストレッチする

ことで痛みを取り除くといったものです(epg*解釈)

長所は

・手技内容が簡単なこと

・時間がかからないこと


です

epg*はクリニックのリハビリテーション科で働いていますが

患者さんが、1日に大体 160人 リハビリに訪れます

スタッフは5〜6人なので1人当たり30人前後の患者さんを治療することになります

なので

時間をかけずに効果を出せる治療法は必須なわけですが

この手技療法はうってつけでした

結構使えます

内容自体も簡単なので立ち読みでも良いと思います

本屋で見つけたらチラッと読んでみてください
posted by epg* at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考図書(臨床)

時間投資のススメ



epg*はレベル上げマニアです

ドラゴンクエストやファイナルファンタジーシリーズでは

ラストステージをクリアするよりレベルをMAXまで上げることに力を注ぎました
(ゲームの話ですのでわからない人は読み飛ばしてください)

そのせいか

本屋(最近はネット書店)で自己啓発のコーナーを見つけるとつい見入ってしまう傾向があります

今回はその中で見つけた使える本を1つ紹介します

タイトルは

「年収10倍アップ時間投資法」  発行:ディスカヴァー

です


この年収10倍に惹かれて即買いしました

時間を管理するとはよく聞きますが

時間に投資するって発想はなかなか新鮮でしたね

この本でepg*が得た情報を端的に表現すると

将来の時間の節約に役立つ仕組みを作る = 将来の豊かな生活

ということですね

時間を4つ(消費、投資、浪費、空費)に分割して

いかに投資の時間を増やす仕組みを作るかに重点を置いています

これを実践するには手帳が必要になるのですが

このノウハウを実践する手帳も発売されているので合わせて使うとやりやすいです



epg*も実践していますが

改めて見ると、1週間に使っている「空費」時間って多いんですよね

手帳つけてると

仕事が忙しいと思ってても、きちんと使える時間があることに気づきました

通勤時間や休み時間、休日からちょっとづつ時間を抽出するようにして

今では1週間の時間のうち、30%を「投資」の時間に使えるようになりました

それで何が良くなったかというと

・治療法の勉強に時間を使えるようになった

・他の分野についてもアンテナを張れるようになり

鍼灸が活かせそうな分野が発見できた


などです

直接今の収入にはつながりませんが

2,3年後には結果が出る(周りと差がつく)ノウハウだと思います

立ち読みでも良いので一度読んでみては?

診察実技の参考に



今回は

臨床医学総論と診察実技の参考に使える本
 
 を紹介します

タイトルは

 「診察と手技がみえる」  発行:メディックメディア

特長は
 
@写真やイラストが多い

A必要な知識(解剖、生理学、医療面接など)が端的にまとまっている

ことです

「診察重要だよ」とかいっておきながら、鍼灸専門学校の教科書って

この部分について図も少ないし

具体的な手順や検査の意味についても記述が少ないですよね

この本は

診察実技に必要な学科を学びつつ

実技練習の手順確認にも使えるので結構オススメです

ただ、医学生用に作られているので内容が若干難しいですが

解剖生理学、臨床医学総論の教科書と併用しながら読んでみると

各教科のつながりがみえて理解が進むのがわかります

学校での試験対策に使うも良し

臨床に出てから差をつけるための診察方法を学ぶも良し

用途に応じて参考にしてみてください
posted by epg* at 13:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考図書(臨床)

2008年01月06日

1年次の勉強指針

一年生時の学習の流れとしては

@まずそれぞれの科目に触れること

 1年で学ぶ基礎科目は学校によって違いはあっても、概ね以下のものでしょう

 解剖学 生理学 東洋医学概論 経絡経穴学

一言で言うと

 解剖学 ⇒ 具体的な構造物(骨、筋肉、内臓など)

 生理学 ⇒ 科学的に見たからだの正常な働き

 東洋医学概論 ⇒ 経験則から見たからだの働き

 経絡経穴学 ⇒ 治療点の位置


を学ぶ科目です

1年時のはりきゅう理論は


 鍼や灸の種類やその適応、手指消毒、鍼灸での過誤

について学べれば十分です。

学習のポイントは

解剖:@絵に描いて、名称をつけていく
    A教科書を読んで、文章から絵を完成させる
    B自分で動かせる部分は実際に動かしてみて、動作の用語と働きを覚える

生理;@章の始めにある学習のポイントを見て、大まかな流れと用語を確認
    A掲載されている絵を教科書の言葉を使って説明する

東洋医学概論;@五臓と六腑の名前と働きを覚える。
       A五行の相生・相克関係を図示できるようにする
       Bこじ付けでもいいので@とAを関連付けてみる

経絡経穴学;@まず用語に慣れる
      A教科書音読しながらそこを押してみる
      Bジャンルをしぼって(絡穴だけとか原穴だけとか)Aをやる

鍼灸の練習

はり;@とにかく自分を練習台にして刺しまくる
    A印をつけて刺す練習
    B筋や経穴を意識しながら刺す

灸;@とにかくちねりまくる
  A大きさを揃えて(米粒大とか)ちねる
  B自分にすえる

1年次の内容は 基礎 であり 土台 です

ここでコツコツ貯蓄していくと2年後がとっても楽です
タグ:勉強法

国家試験勉強効率化(3)

国家試験勉強効率化、第三弾です

今回はより具体的な方法に移っていきます

まずは  Planを立てます
基本の原則は

    量を基準にすること     です

1ヵ月で合格しにいくための最低ラインは

 1日に2年分  です

これは 1ヵ月で過去問4周 できる量です

あとは  Do(過去問解く)+Check(チェック)+Level Up(学習)

原則は1回目から順に前年度まで解いていくわけですが
ただ過去問4周するだけではやはり不十分です
そこで
1周、2周、3周、4周と毎回やりかたのテーマをグレードアップします
 
1周目

 Do のテーマ:問題形式に慣れる、スピードアップ、
   @試験時間は前半・後半ともに10分ずつ合計20分短く設定する
   A30秒考えてわからないところはとばす習慣をつける
     (国家試験では考えさせる問題はほとんど無いです。8割は知識とその組み合わせ)

Check のテーマ:出題範囲の確認
   @間違えた問題のことが書かれている部分を教科書から探して目印をつける
     (ライン引いても、ポストイット貼っても何でも結構です)
   A教科書に出てない部分がある場合、そこはとばす

Level Up のテーマ:言葉に慣れる
   Checkで目印つけたページを 音読 するだけ(この音読がポイント)
  記憶をするときより多くの五感を使った方が定着率が高い(事実です)

  記憶の定着にはアウトプットが必要です(試験で思い出せないのはこれが足りないから)

音読するという行為は
視てインプットして喋ったこと(アウトプット)をもう一度聴いてインプットできる優れものです

なぜ書かないのか?

  この段階で書いてたら時間が足りなくなるからです
  そして、人間1度やった(書いた)程度では覚えられません
  書くのは2周目以降にしたほうが、早く理解できてレベルも上げやすいです
  ここは音読のみでサーっと1周目を終わらせてしまいましょう
 
 2周目

  Do のテーマ:さらにスピードアップ、選択肢の吟味
    @1周目よりも5分短く設定する
    Aその選択肢を選んだ理由を書く(屁理屈でもOK)

  Check のテーマ:自分の知識・解き方が正しいか確認

    @選んだ選択肢が間違っていたら 何が違っていたのか調べる
    A他の選択肢に書かれている部分を教科書から探して目印つける

  Level Up のテーマ: 答えを選ぶのではなく答える力をつける
    @チェックで調べた内容を音読する
    Aチェックで調べた内容のうち、年度でかぶる部分
(2年分やったときどっちの年度にも出てる部分)
           を書き出して、出題のされ方がどう変化したか確認する

 3周目

  Doのテーマ:スピードを維持したまま、クォリティを上げる
    @2周目と同じ時間で設定
    Aすべての選択肢に理由をつける
(なぜ選んだのか、なぜ選ばなかったのか)

  Check のテーマ:自分の理由づけの根拠は正しいか確認
      選択肢につけた理由が正しいか、教科書で確認、目印つける

  Level Up のテーマ:出題傾向をつかむ、図を理解する
      @チェックで調べた内容を音読する
      A出題されている内容がどうやってレベルアップしているか確認する
      B生理学と東洋医学概論、臨床医学各論は図をかいて理解してみる


 4周目

  Do のテーマ:超スピードで解く、選択肢なくても答えを導けるようにする
     @さらに5分短く設定する
     A3周目同様すべての選択肢に理由をつける
     B選択肢の誤ってる部分を直しながら解く

 Check のテーマ:直し方は適切か
     選択肢の直し方は適切か、教科書使って確認する

 Level Up のテーマ:出題者の意図を読む
     問題を解きながら
        この問題でなにを答えさせたいのか
     問題出す側になって問題を解いてみる


このやり方をやりきれば

       1ヶ月で8割獲れるようになります

1ヶ月だけがんばってみてください
posted by epg* at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験用勉強法

記憶について


今回は記憶についてアップします

1.記憶の流れ
インプット(覚える) ⇒ 保持 ⇒ アウトプット(思い出す、覚えたことを出力する)

この中で最も重要なのは アウトプット です
よく記憶力が悪いという人はこのアウトプットが足りないか、やっていません

脳には覚えた内容は記憶の引き出しにきちんと保持されています
思い出せないのは引き出しの鍵が見つからないか、引き出しが硬くて開かないかどっちかです

どんどんアウトプットすることで引き出しは開けやすくなります

2.記憶の種類

●短期記憶と長期記憶
 ・短期記憶 = 入力された情報の一時保管
 ・長期記憶 = いろんな定義があるが、使える記憶としての定義は1ヶ月以上保持される記憶

@短期記憶の容量(=一度にインプットできる量)
だいたい 5〜9項目 の情報
なので
その情報の多さで容量が決まる
例: 単語でおぼえようとすると
あ、か、さ、た、な、は、ま  が一度にインプットできる量

熟語だったら
解剖、生理学、経絡、東概、リハ、各論、総論  が一度にインプットできる量

つまり

短期記憶の量を増やしたいなら

ある程度の単位(文、図など)を1項目として覚えると効果的

7項目しか覚えられないなら単語7個より文章7つ覚えたほうが効率がいいわけです

A短期記憶に保持しやすい情報
文字については主に聴覚だそうです
語呂あわせが有効な理由はここにありそうですね

B長期記憶に貯蔵されやすい情報

エピソードや意味的なものが多い

また、視覚的なイメージに変換できるものも長期記憶に貯蔵されやすいみたいです

・お笑いのネタとかドラマの内容とかって、結構経ったあとでも思い出せますよね(エピソード)
・柴犬(シバケンと読んで)は犬であるって思い出せなかったことありますか?(意味の認識)
・そして、両者ともすぐに映像と結びつきませんか?

C覚えた内容を長期記憶に転送する

心理学上の有名な実験に「エビングハウスの記憶実験」というものがあります
これによると

(1)記憶してから9時間までの間に保持率は急速に低下する

(2)この9時間までの間に反復した内容は、保持率が飛躍的に上がる

(次回その情報が失われるまでおおよそ倍の時間がかかる)

ということです

なので、記憶した内容を忘れずにいる方法は

記憶した内容を意味づけして9時間以内に復習する

これが王道ですね

3.効果的な記憶法(epg*の経験則)

@覚えたい内容を7つ決めて音読する(1つ1つの内容は10秒以内に言える量の方が効果的)

A音読した内容を意味づけする or イメージ(映像)と結びつける(適当でOK)

B7つ思い出せるか確認する

C@〜Bを1セット(10分くらい)として何セットかこなす

D9時間以内に復習する(朝、昼なら寝る前に、夜なら朝起きたときに)

E一週間以内にもう一度復習する

これを原則に、やる教科・内容に応じて変化させて使ってます。

今回はここまで
タグ:勉強法
posted by epg* at 20:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学習方法

痩せ鍼に挑戦



epg*は月イチで中医学勉強会という会に通っています

そこに来ている鍼灸師の一人に
治療院  鵲寛堂 の先生がいるのですが
この方に教えていただいた方法を試しているので経過をアップします

教わった痩せ鍼の特徴は
 1.パルスを使う
 
 2.鍼を刺す部位は頭部、腹部、殿部です


治療においての条件 
 モニターさんには鍼をする以外に特に生活を変えないでもらっています

結果の測定項目 
 承諾を得て体重のみ計測させてもらっています

経過は後ほど
タグ:ダイエット

学習に関しての基礎事項

今回は学習について基本的な用語の紹介です

学習のレディネス 
  学習が成立するには発達準備段階が整っている必要があるということ
これを学校の勉強で例えると
  ・腰椎の構造を知らない人に腰椎ヘルニアの話をしてもチンプンカンプン
  ・インスリンの作用を知らない人にインスリン不足が起こす糖尿病の悲劇を語っても伝わ
   らない
逆を言えば
  ・各論なんかの分野を学ぶときは、その基礎になる科目を一緒に勉強しながらやると理解しやすく
覚えやすい
  ・一度全体をかる〜く見といたほうがその分野を学ぶスピードが速い
ってことです

このことを知っておくと闇雲に勉強せずにすみそうですね


タグ:勉強法
posted by epg* at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学習方法

国家試験勉強効率化(2)


前回の続きです

具体的な方法をアップしていきます

やり方はPDCLのサイクルが基本です

それぞれ

P = Plan(計画をたてる)

D = Do(過去問を解く)

C = Check(結果をチェックする)

L = Level Up(チェックして足りなかった部分を学習する)

です

ここでのキモはCとLです

Cについて
   国家試験の過去問題を解いて答え合わせしたら

   まず、自分がどの教科が得意でどの教科が苦手か

       どの教科が点数が低いか、高いか

       そして、どこが出題されるのか


   確認しなければいけません
   あとで具体的なやり方を示しますが、

国家試験の過去問を解いたら、毎回以下の項目をチェックするようにして下さい

・各教科の獲得点数

・教科書のどの部分(ページ)が出題されていたか


Lについて

 チェックしたらレベル上げ(学習)開始です

 点数を手っ取り早く上げる学習の仕方は以下の4つです
  
  (1)出る(出やすい)ところからやる

         ・図のあるページ

         ・他の教科とかぶる内容
   

  は出題率が高いです(それだけ重要ってこと)

  (2)苦手分野からやる

    8割取れる分野上げるより4割しか取れない分野上げるほうが   伸びしろ大きい

  (3)他の教科とリンクさせてやる

・生理学と病理学、各論(内臓病変)はつながってるものが多い

・整形外科、末梢神経疾患などは解剖学の知識が必須

・東洋医学概論+臨床医学総論+経絡経穴概論≒東洋医学臨床論

 臨床論を改めて勉強しなくてもこの3つ勉強すれば勝手に点数上がる   
・各論の感染症は公衆衛生学とセットにすると2点UP

などなど色々リンクさせてみてください

 理解度UP + なぜその教科勉強するのか がわかります

  (4)配点の高いところからやる

    当然19問出る教科と4問しか出ない教科だったらまず19問  出るほうが優先

今回はここまで
posted by epg* at 18:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験用勉強法

国家試験勉強効率化


国家試験を効率よく勉強する方法をアップします

まず国家試験の過去問を入手してください

そして過去問をやる前に

1.科目全体の割合をみる(数字はおおよそです)

 @臨床で使うことの多い科目(epg*調べ)

   解剖 : 18問

   臨床医学各論: 20問
(整形外科系・糖尿病・インフルエンザ・肝炎が現場で聞かれる)
 
   経絡経穴概論 : 12問

   臨床医学総論 : 10問

   関係法規(独立する人) : 4問
                     計 59問/160問
 
 A治療メカニズムを考えるのに使う科目(epg*調べ)

   生理 : 13問

   東洋医学概論 : 15問 
                     計 28問/160問

 B@、Aを勉強すればできる科目(epg*調べ)

   東洋医学臨床論 : 18問

 @+A+Bで仮に全部取れると 105問/160問 で合格できる

まあこんな都合よく取れるわけないので

もうちょっとみてみましょう

 C過去問をやるだけで十分な科目(epg*調べ)

  医療概論 : 2問

  衛生学概論 : 8問 

  病理学 : 7問

  リハビリテーション医学 : 8問 

  鍼灸理論 : 20問
                です
なので

臨床の勉強(実技も含めて)してれば、少しほかの科目を上乗せして受かります

「今まで勉強してこなかったよ〜!」

って人も大丈夫です

これから 「1ヶ月で合格する勉強方法」 を紹介します
posted by epg* at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(2) | 国家試験用勉強法

ブログ始めました

鍼灸師のepg*です
鍼灸に関する情報をアップしていきます
posted by epg* at 17:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。